Poster Nuts Bake 店舗開店への道

Poster Nuts Bake(ポスターナッツベイクと読みます。2018/3月にScents and Subtle Sounds(センツ・アンド・サトル・サウンズ)から名前変更。40代後半にして、資金もコネもノウハウもない中で、自分のお店を持って開業したいという夢を現実にするための記録ブログ。

ひとりごと

厨房を借りてお菓子を焼く

製菓業の仕事を1月末に退職後、半月ほどは無職でほとんど家にいるような日々で実際に静養する期間となりました。
しかし、収入のないまま遊んでいるような裕福な生活はできないので、次の仕事を探さなくてはなりませんでした。
単なる社交辞令かもしれないけれど、7月まで13年半働いた会社を退職する際に上司が
「いつでも戻ってきてくれていいからね。仕事はあるから歓迎するよ」
と言ってくれました。

退職して5か月もたつし、毎年1月から3月は怒涛の繁忙期なので、当然もう後任者が勤めているだろうと思いながらも、ダメ元で、かつての上司に仕事があればアルバイトで働かせてもらえないかとメールをしました。
すると「渡りに船だよ」と即歓迎の内容の返事をもらいました。

話はとんとん拍子にはこび、2月中旬から、元の事務職の職場に復帰。

それと同じくして、12月にビアバーをオープンした友人が、「昼間の空いている時間にオーブンを使ってお菓子を焼いていいよ」と言ってくれました。
飲食業の許可がとれているお店で作るので、完成したお菓子をその店のメニューに加えて販売してもらうことができます。いわゆるきっちり個別に袋に入れて包装してある持ち帰り専門のお菓子ではなく(この場合は製菓製造業の許可がいるから)、店内飲食で食べるメニュー。

私にとっては本当にありがたい話で、さっそく3月から週に1回作ってみようということになりました。
お店のオーナーである友人とどんな焼き菓子がよいかと打合せした結果、アメリカンビアバーのイメージに合うような、アメリカ風を連想するようなものがいいということで、ボリュームのある大きなサイズのマフィンを作ることにしました。

アルバイトのない土日のうち、土曜日の昼間を使って焼くことになり、すでに4回マフィンを焼きました。
SNSを使ってそのことを告知したので、いまのところはありがたいことに地元の近しい友人たちが毎週購入しにきてくれます。

そんなわけで、この2か月くらいで、状況がいろいろと変わり、縁とかタイミングっておもしろいなあと感じています。
先のことはわからないけれど、この波に身をまかせてやってみます。

お菓子を焼くにあたり、私の屋号を決めてほしいと友人に言われたので考えました。
このブログを立ち上げたときには、将来店を出すなら「Scents and Subtle Sounds」と強く決めていたのですが、この名前は長いし読みにくいしで、相談した旦那や友人にも不評だったので、私も落ち着いて考え直すことにしました。

その結果、結局これも長めだし、読みやすいわけでもないのだけれど、

Poster Nuts Bake (ポスターナッツベイク)

にしました。
ので、ブログもタイトルを変えます(笑)。
URLはとりあえずはこのままいきます。

製菓専門学校夜間コース修了

※別の個人日記ブログに書いたものをこちらにもコピペ。せっかく1年通ったのに、学校のことは何もここに投稿しないままに修了式を迎えてしまった。。。

スタート時にここに書いたかどうかを忘れてしまったのだけれど、1年前の2016年の4月から、製菓専門学校に通っていました。

カリキュラムの授業をすべて受講し、先日3月初旬に無事に修了書を受け取ることができた。

いままで趣味として楽しんできた製菓づくりだけど、これを本職として残りの人生やっていきたいと一昨年くらいに思って、それから1年思案の末、まずはプロの基本を学習するべきという結論に至り、学校に行くことにしました。

夜間クラスはおおまかに2つにわかれていて、国家資格である製菓衛生師の資格を取得を目指すライセンスコースと、実習のみの授業で技術的なことを受講する、値段もライセンスコースよりもだいぶ安く収まるパティシエコース。

製菓衛生師試験は、誰でも受けられるわけではなく、受験するために一定の学習を受けなくてはならないのだけど、ライセンスコースというのは、その受験資格を満たすための座学授業時間と実習授業時間が組み込まれている。週3回の授業を1年間1度も欠席せずにすべて受けると、受験資格を得ることができる。

やむを得ず欠席した場合、1年後の同じ授業を補修で受けて、受験資格を満たさなくてはならない。
仕事をしながら夜学で通うコースのわりに、条件としてはなかなか大変なのである。
私は今の仕事を続けている以上、職場の協力を得ても1年間このライセンスコースを1回も休まずに通うのは難しいと考えた。

それと、この資格が自分に本当に必要なのかどうかについてもよく考えたのだけれど、将来的に独立して自営業を目指すのであれば、ここまでして取得しなくてもよいと思った。

その結果、実習だけを習うパティシエコースを選んだ。
でも、座学の中で製菓理論だけは受講したかったので、イレギュラーだけれど、それだけは単発で受講した。

授業では、フランス洋菓子の製作をメインとして、他にもパンや和菓子なども製作した。
洋菓子の講師がすばらしい講師で、その先生の授業を受けることがたのしくてたまらなかった。
体験入学でこの先生のデモンストレーションを見てその手さばきと説明のわかりやすさで入学を決めたのだけれど、この先生に教えてもらえたことが、この学校で得た一番のことだと思う。

いままで趣味で作ってきて、なぜその手順なのかという理由がわからないままでなんとなく作ってきたり、生地の状態のあんばいに自信がもてないことなど、作りながらの疑問がいろいろあったのだけれど、実習と製菓理論で、ずいぶんとたくさんのことが理解できた。

1年を通して、やっぱり焼き菓子を作るのは、自分にとってとても好きなことだと実感。
そうはいっても即仕事にするには、先立つものもなく、職種としては未経験で実際の現場を全く知らない状態なので、今年は夏を目途に13年派遣社員として働いた職場をやめて、製菓製造の仕事に転職をするつもり。

長年サラリーマンしかやってきていないから、土日休みではなくなり、渡米もできなくなり、時給も安く、終日肉体労働となる職種への転職は甘くないし、厳しい面がほとんどになると想像はするけど、そうして大変な事が多くても、楽しいと感じることも絶対に多いと思う。

この先どんな人生になっていくのか自分でもわからないけれど、こうして製菓学校の1年間の授業を終えた事は自分にとってとても嬉しいことだし、ほとんどスタート地点同然とはいえ、それでも少しだけれど先には進んだ実感がある。

2016年になりました/友達がすすめてくれた記事

放置状態になっていますが、ここの存在は忘れていません(笑)。
他のブログを書いたり、SNSもいくつかやっていて、なかなかここの更新に手が回らず。
将来につなげるためにこのブログを立ち上げたのだけれど、正直なところ、個人的な日記ブログとの書き分けが難しい。。。

去年の後半は意識的に自宅で焼き菓子をいろいろと焼きました。そして友達に食べてもらって率直な感想を言ってもらったりもしました。
基準にするレシピをひとつ用意して、それを少しずつアレンジしていく実験のようなことも試してみたり。

個人で焼き菓子屋さんを経営している人に話しかけて、直接お話を聞かせてもらったり。

初動としては、自分でも一歩が踏み出せたよい1年でした。

今年は具体的な目標がひとつあるので、そのことについて更新していきたいと考えています。
万が一このブログを定期的に読んでいる方がいらっしゃったら、心から感謝します。
今年もよろしくお願いします。

さて、今日の昼間、「この記事のお話がよかったよ」と親友からリンクが送られてきました。

好きなことを仕事に出来ている人、輝いていて良いですね。
私は好きなことに気づくのが遅かったことと、若い頃に、"そもそも最初から好きなことを仕事にできるわけがない"と考えてここまできてしまったので、完全に出遅れています(笑)
といっても、人生を他人と比較すること自体意味のないことなので、私は私で、好きなことを仕事にしながら人生を過ごすことをこれからの日々で作り上げていきます。いまから、これから、です。
使い古されたフレーズですが、やっぱり"何かを始めるのに遅すぎるということは無い"と信じています。

ミシュラン一つ星店パティシエが教えてくれる「好きなことを仕事にして、続ける方法」
http://tabi-labo.com/231583/qreators-nakamura/

「私の例でお話しますと、ただお菓子が作るのが好きで、それが仕事だから辞める理由がないんです。主軸としては自分の手から生まれたものを幸せそうに食べてくれる人がいることが嬉しい。」

この部分、まるごと同意です。
私も生涯の仕事が、お菓子作りになるように、そのために今できることをひとつひとつ頑張ります。

あっという間に月日は流れる

春の確固たる決意もむなしく、何もしないまますでに10月も終わろうとしている。

ブレない、"やりたいこと"を見つけたつもりではいるし、これからもお菓子屋さんを経営するというのは目標に置いていく。

ただ、強い意志は、だんだんと自分への甘えと緩慢と、日々の目先の欲求へと容易にシフトしてしまう。

なかなか強い気持ちを継続するというのは難しいなぁ。


でも、脳内のお店デザインのイメージは今もちゃんと描けている。

金銭的にはこちらを後回しにしてしまったけれど、私のエネルギーの源であるPhishのショウに行くこともできた。
その旅は3泊5日という、国内旅行のような短期旅だったけれど、25歳のときに約2週間のイギリス旅行に人生初の海外一人旅をして以来の、単身海外旅行。
自分ですべての行動を決められるというのは、試練もあるけど、大半は気楽だし楽しい旅。

直接お店の経営につながるというわけではないけれど、人生長い目で見れば、今回の渡米は私にとってまたさらにエネルギーを与えてくれたものになった。

最近Instagramで、個人でカフェを経営している人や私の目指すような焼き菓子を販売している人、海外で芸術品のようなアイシングクッキーを作ってている人たちの写真をフォローしている。
素敵な手作りお菓子の写真や、ラッピング、店内の内装を見ているのがとても楽しい。
私もそんな風にできたらいいなあと思う。
その焼き菓子専門のお菓子屋さん、私のやりたいことのイメージにかなり近いと思う。
お店は都内にあるのだけど、今度訪れてみようと思っている。そして、勇気を出して、経営のヒントやお話をいつか伺いたい。

物理的なこともそうだけれど、実際にお菓子をもっと焼いて練習して、オリジナルレシピを作ったり、原価計算もしていきたい。
しかしちょっとお金のまわりがきびしくて、お菓子作りにまわしづらい日々。。。むむむ。

転職、独立について家族と相談

年明けからこの半年の間に、自分の中では、かなり具体的にお店を持つというイメージが湧いてきました。
夢物語ではなく、現実として、費用や準備や、いまの仕事をどうするか、などを考えました。

私はわりあい、"見る前に跳ぶ"性格で、ある程度のところですぐに見切り発車をするタイプだと自覚しています。そして発車してから、問題に直面して修正していく性格。

だから、今回の場合にも、勢いで仕事の契約満了を伝えたり、関東に一人暮らし用の物件を見に行ったりしてしまいそうな状態なのですが、それには乗り越えなくてはならない問題がありました。

私は14年前に結婚し、夫と二人で暮らしています。子供はいません。
この半年、まだ私の気持ちについて、まったく夫に話していませんでした。

頭から否定されて、そんな夢みたいなことを言っているなと全否定される不安がありました。

具体的にイメージしたときには、離婚をすることも想定にいれました。

私にとってはやりたい事だけれど、それが、夫婦でやりたいというのではなく、私が個人的にやりたいことであって、そこに旦那の生活や収入を巻き込むのは何か違うような気もしていて、私が勝手に私のやりたいことをやると宣言すること自体、離婚という結果になるのかなと思っていました。
しかし、私としては夫に許せない部分や我慢できない部分があって性格の不一致で別れたい、という事では全くないため、もうどうしていいのだかわからなくなってしまいました。

そんな折、先日私の実家の母と2人で、実家の今後について話す機会がありました。
たまたまそんなタイミングだったのですが、親は親で、終活をそろそろ視野にいれはじめ、自分が元気なうちに、自分たちの所有物や死後のことについてなど、子供に話しておきたかったそうです。
自分の親とはいえ、そうして改まって話す機会などほとんどなかったのですが、今回はそんなわけで母と対談のように真剣に話をしました。
その流れで、私も自分が今考えてる、派遣社員を退職し、運転資金を貯めてお店をはじめたいこと、それに伴い夫と離婚する可能性もあることを話しました。

親は私の性格をよく知っているので、理解は示してくれましたが、とにかくまず、夫婦ですべてをさらしてじっくりと何度でも話し合いをすることが大切だと諭されました。

たしかに親の言うことはもっともです。私が避けているのは夫との話し合いだったのです。

帰宅したその日の夕食をとりながら、夫に順番に思いを伝えました。離婚について考えていることも伝えました。

夫の返事は、私の想像とは違い、私の意思に沿って、夫婦で協力して節約して、そこを目指せばいいと言ってくれました。
私は正直なところ、嬉しいというよりも先に拍子抜けというか、ちよっとホッとした気持ちがわきました。

夫も今年56歳で、定年まであと9年ということもあり、そうしたことも夫なりに思考に入ってきたのではないかと思います。

一方の私も、いままで同じ職場で11年半派遣社員として継続できているけれど、今度の派遣法改正が通過してしまうと、おそらく、今後3年以内には、今の職場での契約更新はできなくなると思います。

そのあたりの事情もあって、思い切って自分たちで商売をするという方向に目が向けられたのではないかと思います。

とはいうものの、これでようやく0地点に立った、というだけですね。
具体的にどんな風にすすめていくのか考えるのはこれからになるけれど、私としては、これでかなり大きな一歩を踏み出せたという心境です。

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このブログについて

ブログタイトルは、Poster Nuts Bake(ポスターナッツベイク)。2018年にScents and Subtle Sounds「センツ アンド サトル サウンズ」から変更。好きなバンドPhishの歌詞に登場する猫の名前から名付けました。

ブログを立ち上げて今年3年になります。以下のプロフィールは初期に書いたものです。

派遣社員として働き続けて2015年現在43歳。
何歳からでも夢は叶うと信じて、資金も知識もないところからスタートして、3年以内に焼き菓子店をオープンしたいと思っています。

決意表明と、開店までのプロセスを記録するためにブログをオープンしました。

お店を持つことになったら、この長い名前、「Scents and Subtle Sounds」を店名にして、看板猫を飼うことが目標です。

よろしくお願いします。

↓そんな決意はココに書きました。
「いつか焼き菓子店を開業するという目標を持って、まずはブログを作ってみた」


http://scentsandsubtlesounds.blog.jp/archives/31439890.html
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