製菓業の仕事を1月末に退職後、半月ほどは無職でほとんど家にいるような日々で実際に静養する期間となりました。
しかし、収入のないまま遊んでいるような裕福な生活はできないので、次の仕事を探さなくてはなりませんでした。
単なる社交辞令かもしれないけれど、7月まで13年半働いた会社を退職する際に上司が
「いつでも戻ってきてくれていいからね。仕事はあるから歓迎するよ」
と言ってくれました。

退職して5か月もたつし、毎年1月から3月は怒涛の繁忙期なので、当然もう後任者が勤めているだろうと思いながらも、ダメ元で、かつての上司に仕事があればアルバイトで働かせてもらえないかとメールをしました。
すると「渡りに船だよ」と即歓迎の内容の返事をもらいました。

話はとんとん拍子にはこび、2月中旬から、元の事務職の職場に復帰。

それと同じくして、12月にビアバーをオープンした友人が、「昼間の空いている時間にオーブンを使ってお菓子を焼いていいよ」と言ってくれました。
飲食業の許可がとれているお店で作るので、完成したお菓子をその店のメニューに加えて販売してもらうことができます。いわゆるきっちり個別に袋に入れて包装してある持ち帰り専門のお菓子ではなく(この場合は製菓製造業の許可がいるから)、店内飲食で食べるメニュー。

私にとっては本当にありがたい話で、さっそく3月から週に1回作ってみようということになりました。
お店のオーナーである友人とどんな焼き菓子がよいかと打合せした結果、アメリカンビアバーのイメージに合うような、アメリカ風を連想するようなものがいいということで、ボリュームのある大きなサイズのマフィンを作ることにしました。

アルバイトのない土日のうち、土曜日の昼間を使って焼くことになり、すでに4回マフィンを焼きました。
SNSを使ってそのことを告知したので、いまのところはありがたいことに地元の近しい友人たちが毎週購入しにきてくれます。

そんなわけで、この2か月くらいで、状況がいろいろと変わり、縁とかタイミングっておもしろいなあと感じています。
先のことはわからないけれど、この波に身をまかせてやってみます。

お菓子を焼くにあたり、私の屋号を決めてほしいと友人に言われたので考えました。
このブログを立ち上げたときには、将来店を出すなら「Scents and Subtle Sounds」と強く決めていたのですが、この名前は長いし読みにくいしで、相談した旦那や友人にも不評だったので、私も落ち着いて考え直すことにしました。

その結果、結局これも長めだし、読みやすいわけでもないのだけれど、

Poster Nuts Bake (ポスターナッツベイク)

にしました。
ので、ブログもタイトルを変えます(笑)。
URLはとりあえずはこのままいきます。