※別の個人日記ブログに書いたものをこちらにもコピペ。せっかく1年通ったのに、学校のことは何もここに投稿しないままに修了式を迎えてしまった。。。

スタート時にここに書いたかどうかを忘れてしまったのだけれど、1年前の2016年の4月から、製菓専門学校に通っていました。

カリキュラムの授業をすべて受講し、先日3月初旬に無事に修了書を受け取ることができた。

いままで趣味として楽しんできた製菓づくりだけど、これを本職として残りの人生やっていきたいと一昨年くらいに思って、それから1年思案の末、まずはプロの基本を学習するべきという結論に至り、学校に行くことにしました。

夜間クラスはおおまかに2つにわかれていて、国家資格である製菓衛生師の資格を取得を目指すライセンスコースと、実習のみの授業で技術的なことを受講する、値段もライセンスコースよりもだいぶ安く収まるパティシエコース。

製菓衛生師試験は、誰でも受けられるわけではなく、受験するために一定の学習を受けなくてはならないのだけど、ライセンスコースというのは、その受験資格を満たすための座学授業時間と実習授業時間が組み込まれている。週3回の授業を1年間1度も欠席せずにすべて受けると、受験資格を得ることができる。

やむを得ず欠席した場合、1年後の同じ授業を補修で受けて、受験資格を満たさなくてはならない。
仕事をしながら夜学で通うコースのわりに、条件としてはなかなか大変なのである。
私は今の仕事を続けている以上、職場の協力を得ても1年間このライセンスコースを1回も休まずに通うのは難しいと考えた。

それと、この資格が自分に本当に必要なのかどうかについてもよく考えたのだけれど、将来的に独立して自営業を目指すのであれば、ここまでして取得しなくてもよいと思った。

その結果、実習だけを習うパティシエコースを選んだ。
でも、座学の中で製菓理論だけは受講したかったので、イレギュラーだけれど、それだけは単発で受講した。

授業では、フランス洋菓子の製作をメインとして、他にもパンや和菓子なども製作した。
洋菓子の講師がすばらしい講師で、その先生の授業を受けることがたのしくてたまらなかった。
体験入学でこの先生のデモンストレーションを見てその手さばきと説明のわかりやすさで入学を決めたのだけれど、この先生に教えてもらえたことが、この学校で得た一番のことだと思う。

いままで趣味で作ってきて、なぜその手順なのかという理由がわからないままでなんとなく作ってきたり、生地の状態のあんばいに自信がもてないことなど、作りながらの疑問がいろいろあったのだけれど、実習と製菓理論で、ずいぶんとたくさんのことが理解できた。

1年を通して、やっぱり焼き菓子を作るのは、自分にとってとても好きなことだと実感。
そうはいっても即仕事にするには、先立つものもなく、職種としては未経験で実際の現場を全く知らない状態なので、今年は夏を目途に13年派遣社員として働いた職場をやめて、製菓製造の仕事に転職をするつもり。

長年サラリーマンしかやってきていないから、土日休みではなくなり、渡米もできなくなり、時給も安く、終日肉体労働となる職種への転職は甘くないし、厳しい面がほとんどになると想像はするけど、そうして大変な事が多くても、楽しいと感じることも絶対に多いと思う。

この先どんな人生になっていくのか自分でもわからないけれど、こうして製菓学校の1年間の授業を終えた事は自分にとってとても嬉しいことだし、ほとんどスタート地点同然とはいえ、それでも少しだけれど先には進んだ実感がある。